〈日本人〉作品を読んで

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「十二国記シリーズ」 小野不由美著 を読んで

大傑作!この物語を知る友人と話す機会があり、友人の小学6年生になる子供が、親の影響からか「十二国記」を夢中になって読んでいると聞きました。「十二国記」の世界から感じとるもので、きっと良い影響があるに違いないと確信し、嬉しくなりました。
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「手袋を買いに」 新見南吉著 を読んで

懐かしさから読んでみました。可愛らしくてあったかいお話で、人間も捨てたもんじゃない、人も動物も母が子を思う愛おしい気持ちに変わりがなく、温かいものだと再確認しました。
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「山月記」 中島敦著 を読んで

今回、「山月記」を再び読むまではすっかり忘れていた思い出が甦り、恥ずかしさと懐かしさとが込み上げました。内容も全く憶えていなかったので初めて読む作品のようでした。
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「私は貝になりたい/あるBC級戦犯の叫び」原文の生々しさ 加藤哲太郎著 を読んで

何がA級の戦犯で何がBC級の戦犯かなどは、便宜上に落とし前を付ける上での建前でしかないように感じました。どれだけ正義を訴えても矛盾にしかなりませんので、正義という観点自体が間違っているようにも思いました。
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「ジョゼと虎と魚たち」 田辺聖子著 を読んで

小説もアニメ映画も、生意気でもどかしいジョゼの可愛さと美しい世界観が、爽やかな風を運んでくれました。ヤキモキしながらも自然と応援していました。
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「三十光年の星たち」 宮本輝著 を読んで

善良な心で一生懸命生きようとしている真面目な人たちの縁が繋がり、運命が動き出す。見えないものを見ようと努力するタイプの人たちが、繰り広げる会話の可笑しさに思わず噴き出したり、言葉の奥深さから涙することもありました。素晴らしい物語だと思います。
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「ビルマの竪琴」 竹山道雄著 を読んで

敗戦をビルマの地で迎えた部隊の心の物語。合唱によって強い絆で繋がった一部隊は捕虜収容所で、帰国までの時間を過ごすのですが、「竪琴」の上手な水島上等兵一人が、事情により部隊の人々とは別の運命の道へと向かいます。
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「苦しかったときの話をしようか」/ビジネスマンの父が我が子のために書きとめた働くことの本質 森岡毅著 を読んで

USJをV字回復させた森岡氏がこれから社会に飛び出す我が子の為に、論理的な視点から書き溜めた愛あるメッセージ。自らのことを変人と称する森岡氏の魅力が溢れていました。これから社会に出る人以外にも、全ての人に何かしら伝わることがあるようでした。
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人生は短い、アホな常識と付き合っている暇はない。/生物学的に人生を考察する「40歳からは自由に生きる」池田清彦著 を読んで

生物学的には、人間の自然寿命は38歳!40歳以降の人生は「おまけ」なので常識に囚われない生き方を、生物学の視点から物申す面白さ!「人生は短い、アホな常識と付き合っている暇はない」から始まり、「人生は短い、働いている暇はない」と締めくくる所には、一瞬口元がほころびました。
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歴史の影にされた者達に光を当てた物語「童の神」今村翔吾著 を読んで

時の権力者に虐げられた者達の、意地ある生き様と美しさに胸を打たれる物語。土蜘蛛(つちぐも)、鬼、夷(えびす)、童(わらべ)と呼ばれ、支配下に収まらない厄介者として中央政権からは煙たがられ、虐げられた人々の生き様に感動する。
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