読書感想文‐impression

〈外国人〉作品を読んで

「赤毛のアン」 モンゴメリ著 を読んで

「赤毛のアン」ほどに、先入観を大きく裏切ってこんなに素晴らしい本があったのか、もっと早く知っておくべきだったと、目から鱗が落ちた作品には出会っていません。女性向きなようなイメージがありますが、堅物な男性にこそ読んでもらいたい、そう思います。
〈宮沢賢治〉作品を読んで

「オツベルと象」 宮沢賢治著 を読んで

健気な白象を口車に乗せてこき使うオツベルの姿は、まるで時代劇でよく見た悪代官と悪徳商人のようで、「お主も悪よのう」という言葉が聞こえてくるようでした。
〈オー・ヘンリー〉作品を読んで

「最後の一葉」 オー・ヘンリー著 を読んで

もしかしたら奇跡の救いとは最後の一葉のように、地味でさり気ないところにあったりするのかもしれません。
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〈日本人〉作品を読んで

「手袋を買いに」 新見南吉著 を読んで

懐かしさから読んでみました。可愛らしくてあったかいお話で、人間も捨てたもんじゃない、人も動物も母が子を思う愛おしい気持ちに変わりがなく、温かいものだと再確認しました。
〈芥川龍之介〉作品を読んで

「蜘蛛の糸」 芥川龍之介著 を読んで

初めて芥川龍之介氏の文章で読んでみると、内容は知っていた通りでしたが、文章表現の美しさにとても驚きました。人間の課題が美しい静寂の中に表現されているようでした。
〈日本人〉作品を読んで

「山月記」 中島敦著 を読んで

今回、「山月記」を再び読むまではすっかり忘れていた思い出が甦り、恥ずかしさと懐かしさとが込み上げました。内容も全く憶えていなかったので初めて読む作品のようでした。
〈太宰治〉作品を読んで

「走れメロス」 太宰治著 を読んで

「走れメロス」は私が義務教育を受けていた頃に教科書で読んだ作品なのですが、内容は憶えていませんでしたが、最後の「メロスは赤面した」という一文だけは、はっきりと記憶にありました。
〈日本人〉作品を読んで

「私は貝になりたい/あるBC級戦犯の叫び」原文の生々しさ 加藤哲太郎著 を読んで

何がA級の戦犯で何がBC級の戦犯かなどは、便宜上に落とし前を付ける上での建前でしかないように感じました。どれだけ正義を訴えても矛盾にしかなりませんので、正義という観点自体が間違っているようにも思いました。
〈スティーブン・キング〉作品を読んで

「スタンド・バイ・ミー」恐怖の四季 秋冬編 スティーブン・キング著 を読んで

物語の時代背景は、私の子供時分より一世代前のことのようですが、形は違えど自分の子供時代のことが、あるやこれやと懐かしく甦ってきました。
〈スティーブン・キング〉作品を読んで

「映画ショーシャンクの空に」の原作/「刑務所のリタ・ヘイワース」 スティーブン・キング著 を読んで

この小説にはストレートな表現と皮肉、時には汚い言葉が飛び交う中に、その根底には「希望」という他には代えることのできない大切なものが輝いています。
〈日本人〉作品を読んで

「ジョゼと虎と魚たち」 田辺聖子著 を読んで

小説もアニメ映画も、生意気でもどかしいジョゼの可愛さと美しい世界観が、爽やかな風を運んでくれました。ヤキモキしながらも自然と応援していました。
〈日本人〉作品を読んで

「三十光年の星たち」 宮本輝著 を読んで

善良な心で一生懸命生きようとしている真面目な人たちの縁が繋がり、運命が動き出す。見えないものを見ようと努力するタイプの人たちが、繰り広げる会話の可笑しさに思わず噴き出したり、言葉の奥深さから涙することもありました。素晴らしい物語だと思います。
〈外国人〉作品を読んで

「トルストイ民話集 イワンのばか 他八篇」 レフ・二コラエヴィチ・トルストイ著 を読んで

トルストイの本当の正しさとは?生き方とは?幸せとは?といったテーマを追求していこうとする生き様は、今でも「精神性の灯台」として何かしらの指針を示してくれるかもしれません。
〈日本人〉作品を読んで

「ビルマの竪琴」 竹山道雄著 を読んで

敗戦をビルマの地で迎えた部隊の心の物語。合唱によって強い絆で繋がった一部隊は捕虜収容所で、帰国までの時間を過ごすのですが、「竪琴」の上手な水島上等兵一人が、事情により部隊の人々とは別の運命の道へと向かいます。
〈日本人〉作品を読んで

「苦しかったときの話をしようか」/ビジネスマンの父が我が子のために書きとめた働くことの本質 森岡毅著 を読んで

USJをV字回復させた森岡氏がこれから社会に飛び出す我が子の為に、論理的な視点から書き溜めた愛あるメッセージ。自らのことを変人と称する森岡氏の魅力が溢れていました。これから社会に出る人以外にも、全ての人に何かしら伝わることがあるようでした。
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