読書感想文‐impression

〈外国人〉作品を読んで

「大師のみ足のもとに」 J・クリシュナムルティ著 を読んで

「大師のみ足のもとに」J・クリシュナムルティ著は、〈J・クリシュナムルティ〉が13歳の時に〈クートフーミ〉というマハトマ(偉大なる魂)より、教えられたことを綴った分量の少ない本ですが、内容は「魂の書」といえるような重たい書です。
〈外国人〉作品を読んで

「マッチ売りの少女」 アンデルセン著 を読んで

アンデルセン童話〈マッチ売りの少女〉は、悲しい話だとは知っているつもりでしたが、改めて読み返してみると、こんなにもストレートに悲しいお話だったとは…しばらく無言になってしまいました。
〈日本人〉作品を読んで

「風に立つライオン」 さだまさし著 を読んで

「風に立つライオン」の物語には、いかに生きるか?ということへの強いメッセージと共に、それに伴って綺麗ごとだけでは済まされない、目を背けたくもなるような現実の情景が描写されていました。そんな中にも奮い立つ愛と希望が展開して、そして継承されていく流れには目が潤み、胸が熱くなりました。
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〈宮沢賢治〉作品を読んで

「銀河鉄道の夜」 宮沢賢治著 を読んで

「銀河鉄道の夜」には「タイタニック号沈没」のことをモチーフにしている箇所があることに気が付きました。もしかしたら物語全般が「タイタニック号沈没事件」のことからの、想像の広がりなのかもしれないとも感じました。
〈オー・ヘンリー〉作品を読んで

「魔女のパン」 オー・ヘンリー著 を読んで

お節介、ありがた迷惑で済ませてしまえばそれまでですが、それでは息苦しくなって生きづらくなってしまうように感じた物語でした。
〈オー・ヘンリー〉作品を読んで

「罪と覚悟」 オー・ヘンリー著 を読んで

「甦った改心」というタイトル訳もあり、やはり清算しなければならなかったのか?過去に罪を持つ男の前に訪れた幸せ。そのまま男には普通に幸せになってもらいたかった、そんな気持ちになりました。私は青空文庫の「罪と覚悟」の訳のもので読みました。
〈太宰治〉作品を読んで

「人間失格」 太宰治著 を読んで

人生経験の少ない子供には理解出来ない大人の恋愛模様を描いた作品ですので、チンプンカンプンでしかなかったはずです。それも大人の恋愛模様でもあまり多くの人が体験するようなものでなく、社会の灰汁のようなものが染み付いた人情劇というのか、ムード歌謡のような情景なのですから無理もない話です。
〈芥川龍之介〉作品を読んで

「芋粥」 芥川龍之介著 を読んで

いざ芋粥を思う存分食べたいという欲望を果たしてしまった五位が、その夢をただ一人で大事に守ってささやかに生きていた時が幸福だったのだと、自分を思い返すのが印象深いところでした。しみったれているようですが、共感できます。
〈芥川龍之介〉作品を読んで

「羅生門」 芥川龍之介著 を読んで

おどろおどろしい描写で暗い気持ちになりますが、その中には何か伝えたいものが含まれているのは感じ取れました。私は地獄絵図のような生き地獄の世界での人の姿が、無情にも表現されていたように思いました。
〈日本人〉作品を読んで

「かちかち山」 日本昔話を読んで

今になって昔話や童話は冷静に読んでみると、どうしても残酷な部分が気になってしまいます。「かちかち山」もそうでした。これはリベンジ完了、めでたしめでたしなのでしょうか?
〈宮沢賢治〉作品を読んで

「やまなし」 宮沢賢治著 を読んで

宮沢賢治氏の世界は幻想的で本当に美しいでので大好きです。「クラムボン」という響きをふと思い出し、一体どんな内容で誰の作品だったのだろうと思って、探していたら宮沢賢治氏の作品だと分かり、手を打って納得しました。
〈日本人〉作品を読んで

「十二国記シリーズ」 小野不由美著 を読んで

大傑作!この物語を知る友人と話す機会があり、友人の小学6年生になる子供が、親の影響からか「十二国記」を夢中になって読んでいると聞きました。「十二国記」の世界から感じとるもので、きっと良い影響があるに違いないと確信し、嬉しくなりました。
〈芥川龍之介〉作品を読んで

「トロッコ」 芥川龍之介著 を読んで

家に帰った時はもう真っ暗で、心配した母は警察に連絡をしていたので大騒ぎになっていました。「トロッコ」を読んでみたら、まさかこのような忘れていた記憶が出てくるとは思いもしませんでした。
〈芥川龍之介〉作品を読んで

「杜子春」 芥川龍之介著 を読んで

「お前はもう仙人になりたいという望みは持っていまい。大金持ちになることは、元より愛想が尽きた筈だ。ではお前はこれから後、何になったら好いと思うな」杜子春は晴れ晴れとした調子で「何になっても、人間らしい、正直な暮らしをするつもりです」そう答えました。
〈オー・ヘンリー〉作品を読んで

「賢者の贈り物」 オー・ヘンリー著 を読んで

本当の幸福とは何なのか?は、古今東西ずっと語り合われていることですが、よく比較されるのが、お金と愛を天秤にかけたことではないでしょうか?「賢者の贈り物」はまさにそのような物語でした。
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